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第18戦 [菅生] レースリポート
■9月21日 ■第18戦:スポーツランドSUGO ■参加台数:全日本クラス9台・ナショナルクラス7台 ■天候:雨(WET)
雨の最終戦も勝者はヴァン・ダム! 嵯峨宏紀がファステストラップを獲得
 台風13号が遠く太平洋上に逸れ、悪天候の恐れがなくなったと思われた週末の菅生だったが、最終戦が行われる日曜は、なんと朝から雨。午後12時25分のウォームアップ開始時でも、僅かながら小雨が断続的に降り、路面はウエット。グリッドへ向かうまでに、ナウモータースポーツのケイ・コッツォリーノやHonda Team Realの中山友貴らがミゾのやや浅いレインタイヤを試したが、結果的にほとんどのマシンがレインのニュータイヤ、あるいは深溝のユーズドタイヤでのスタートとなった。ちなみに、この第18戦もフロントロウにはカルロ・ヴァン・ダムと井口卓人が並び、2列目には国本京佑とコッツォリーノ、3列目には安田裕信と山本尚貴が続く形となっている。
  迎えたスタートは午後12時48分。濡れた路面とあって、上位陣のほとんどがホイールスピンを起こす中、ヴァン・ダムがまずまずの加速でトップのまま1コーナーへ。これに続いたのは、「ホイールスピンはしたけれど、その後の加速が良かった」という国本。井口は国本に先行されて3番手に後退。その背後にコッツォリーノ、安田、山本が続き、中山友貴をパスした嵯峨宏紀が7番手となる。
  レースは前日同様、トップを行くヴァン・ダムを先頭にした国本、井口の三つ巴の展開となるが、序盤は引き離されかけた4位のコッツォリーノがファステストを連発しながらトップの3台に肉薄。一方5位の安田はスタート直後にコッツォリーノと競り合った際にタイヤ同士が接触したためか、バランスが悪く苦戦。山本、嵯峨らを抑える防戦一方の戦いとなっていく。
  濡れた路面での戦いに、周回遅れやスピンやコースアウトするマシンがあり、上位陣の戦いは「黄旗や周回遅れが出てきて、レース後半は非常に集中しなければならず、大変なレースになった」とヴァン・ダムが振り返ったように、四つ巴となった首位争いは接戦となるが、なんと残り5周を切った22周目のバックストレッチで4位コッツォリーノがエンジントラブルのため、コースサイドにマシンを止めることに。
  これでポジションを上げたのが、同じく22周目に先行する安田をパスした嵯峨。ここで一気に4位に浮上した嵯峨は、既にトップ3と大きなギャップが開いていたものの猛プッシュを開始する。
  トップ3台の攻防は最後まで僅差での戦いとなったが、国本、井口は結局ヴァン・ダムの牙城を崩せず。ヴァン・ダムが最終戦で今季9勝目を獲得。鈴鹿ラウンド以来の連勝でシーズンに幕を下ろすこととなった。
「タイトルを既に手中に収め、プレッシャーもなく菅生ラウンドを迎えたが、ランキング2位にできるだけ大差をつけてシーズンを終えたかっただけに、この結果には満足」とヴァン・ダム。2位には「ヴァン・ダム選手に届かなかったのは残念だが、トムスのチームメイト3人で表彰台を独占して最終戦を終えられたことは良かった」と語った国本。3位に「残念ながら今日のレースの結果でランキング3位となったが、楽しいレースができたので悔いはない」という井口。
  そして4位には嵯峨。「表彰台には届かなかったが、良い形で最終戦を終えられた」という嵯峨は、最終ラップに自身初となるファステストラップを獲得してのフィニッシュとなった。5位には安田。6位には山本をかわした中山友貴が続いている。


 一方ナショナルクラスでは、今季最後のレースで連勝果たし、有終の美を飾りたい山内英輝はスタートもそつなく決めて、雨の中トップからレースを開始する。
  だが、1周目こそ1秒差をアレキサンドレ・インペラトーリに対してつけたものの、その後は広げるどころか、むしろ詰められる一方。やがて松下昌揮、安岡秀徒の接近も許すことに。原因は左リヤのホイールナットの緩み。そのため、ペースを思うように上げられなくなっていたのだ。
  山内を追いかけるドライバーの中で、最も勢いに満ちていたのが安岡。スタートの出遅れでひとつ順位を落としていたが、ナショナルクラスで唯一、ニュータイヤを入れていた効果でペースは他を上回る。10周目に3番手、14周目には2番手まで上がった勢いで山内にも迫り、18周目の馬の背コーナーで逆転に成功。山内はその2周後に最終コーナーでスピンし、いったんピットに戻ったことから、6位に留まった。
  結局シーズン最終戦の覇者は今季2勝目となる安岡。松下が2戦連続の2位、3位にはインペラトーリが入っている。

● 第17戦・第18戦「菅生」リザルトデータ
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