雨という予報はどこへやら、前日以上の暑さとなった日曜の岡山国際サーキット。気温26℃、路面温度45℃という暑さの中、スタート前のグリッドでは32人の子供たちが参加してグリッドキッズが開催されるなど、25周の決勝を前にいつになく華やかな雰囲気となった。
土曜の予選の結果、第10戦ではカルロ・ヴァン・ダムがポールを獲得し、2番手には国本京佑、3番手には井口卓人と、トムス勢が上位グリッドを独占。しかし、第9戦同様山本尚貴、中山友貴のHonda Team Realの2台がこれに続き、6番グリッドはスリーボンドの安田裕信。以下、嵯峨宏紀、中嶋大祐と続き、予選でコースアウトを喫したケイ・コッツォリーノは、ナショナルクラスに挟まれて10番グリッドからスタートを迎えた。
午後零時33分、レッドシグナルが消えると同時に全車がいっせいにスタート。ヴァン・ダム、国本、井口、山本と続き、好スタートを決めた安田が中山をパスして5番手に浮上する。
「予選が僅差だったから、もっと厳しい戦いになると予想していたんだけれど……」と語ったヴァン・ダムは、じりじりと国本、井口とのギャップを拡大。しかし、トップ3台のペースは4位の山本以下を上回っており、トムス勢による表彰台独占は、徐々に確固たるものとなっていく。

拮抗したレースの中で、常に緊迫した競り合いを演じていた山本と安田の4位争いだったが、20周目のヘアピンで安田が山本のインを突くも、イン側の汚れた路面に足をとられてブレーキをロックさせてしまい、両者は接触。山本はそのままレースを続行も、安田はここでスピンを喫してしまい、中山、嵯峨宏紀、コッツォリーノの先行を許し、8番手に後退してしまう。
結局「これで開幕以来10戦連続での表彰台獲得となった。ポイントのリードも拡大でき、良い形で後半戦を迎えることが出来て良かった」と語ったヴァン・ダムが、今季3勝目をマーク。2位に国本、3位に井口が続き、4位には山本。5位に中山、6位に嵯峨となった。

一方、ナショナルクラスではアレキサンドレ・インペラトーリが第9戦のリベンジに成功した。連続クラスポールから絶妙のスタートを決めてトップに立つと、早々とナショナルクラスのライバルを引き離したばかりか、選手権クラスの中嶋大祐をも追い回す勢いを見せたのだ。「中嶋についていこうと一時はプッシュしたけど、それはあんまり意味がないかな、と思ってからは自分のペースを保って走り続けたよ」とインペラトーリ。「このコースは以前テストで走ったこともあるし、好きなタイプのレイアウトでもあるんだ。昨日の悔しさは晴らせたよ」とも。最後は11秒もの大差をつけて3勝目を挙げた。
逆に山内英輝は、2戦とも苦戦を強いられていた。スタートはそつなく決めたものの、1コーナーで接触があり、フロントウイングを損傷。その脇をすり抜けていった永瀬貴史と松下昌揮に序盤こそ迫っていったが、終盤は差を広げられる一方に。2位でゴールの永瀬は、これが二度目の表彰台ゲットとなった。
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第9戦・第10戦「岡山」リザルトデータ |