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第8戦 [もてぎ] レースリポート
■5月25日 ■第7戦:ツインリンクもてぎ ■参加台数:全日本クラス9台・ナショナルクラス7台 ■天候:雨(WET)
波乱の展開を制し、安田裕信が幸運な2勝目をゲット!
 前日に続き、ポールポジションをカルロ・ヴァン・ダムが獲得、2番手に国本京佑がつけ、日曜の第8戦のフロントロウの顔ぶれは第7戦と同じ。しかし、2列目には井口卓人、安田裕信と第7戦とは順番を入れ替えた2台が並び、3列目にはケイ・コッツォリーノ、山本尚貴。
  すでに雨は上がっていたものの、前夜からの雨の影響で路面はウエット。全車がレインタイヤを選んだが、ヴァン・ダム、井口、山本、中山友貴、中嶋大祐がニュータイヤ、その他はユーズドの中〜深溝という状況。一番溝が浅かったのは、コッツォリーノだった。
  迎えた午前10時30分のスタート。全車がスタートを切ると、ウォータースクリーンで視界がさえぎられる中、ストレート上で中嶋に中山が追突する格好となり、中嶋はスピンしてコースアウト。コンクリートウォールにヒットして短いレースを終えることに。
  上位陣では、ヴァン・ダムはトップを守ったものの、井口が国本をかわし2位に。コッツォリーノが安田をかわし4位にそれぞれ浮上するが、3コーナーでコッツォリーノと3位を争う国本がコースオフし、6番手にまでドロップする。
  1周目のトップ6のオーダーはヴァン・ダム、井口、コッツォリーノ、安田、山本、国本。しかし、2周目に井口がポジションを下げ、2周目にはコッツォリーノ、安田が2〜3番手に浮上。さらに井口は3周目に国本にも先行を許す。
「レース中にさらに雨が降ると予想したんだ」とニュータイヤ選んだヴァン・ダムだったが、残念ながら雨は降らず路面はどんどん乾いていき、トップを行くもペースは上がらない。コッツォリーノ、国本、安田のユーズド勢にプッシュされたヴァン・ダムは、なんとかトップを死守するも、10周目のS字入り口でコッツォリーノにインを突かれてしまう。ここで2台は接触し、ヴァン・ダムはコースオフし4番手にドロップ。コッツォリーノがトップに立つ。
  しかし翌周、トップに立ったコッツォリーノは国本とホームストレート上で競り合うことに。攻防に気をとられ1コーナーへのブレーキングポイントを誤ったコッツォリーノは1コーナーでコースアウト。トップに立ったかに見えた国本もコースオフし、コースに復帰も3コーナーで追い上げてきた井口と接触すると、さらに5コーナーでも絡み、井口と国本はそこでレースを終えてしまう。
  こうしてラッキーな展開でトップの座を手に入れたのは安田。大量リードに守られた安田は「後半はファステストを狙わず、余裕をもって走ることを選んだ。今日の2勝目は展開に恵まれたと思う」と、そのまま逃げ切り優勝。2位にヴァン・ダム、3位にはファステストラップを更新して追い上げたコッツォリーノが入ったが、ゴール後国本との競り合いで危険行為があったとして30秒加算のペナルティーが下され、3位に繰り上がったのは嵯峨宏紀。終盤展開された山本尚貴との3位争いでは不本意ながら16周目に接触、コッツォリーノの後塵を拝することとなったが、エボサスからテストでのウエットデータのあるノーマルサスに戻したことが結果的に3位という好結果を呼び込むこととなった。

  ナショナルクラスでは、アレキサンドレ・インペラトーリが逆襲に成功した。スタートで山内英輝をかわしたばかりか、間に選手権クラスの嵯峨宏紀が挟まるラッキーも。嵯峨が蓋になっているうちに1秒半の差を築いたのだ。直接対決になると、じわじわ差を詰めていった山内ながら、今度はインペラトーリが跳ね上げるウォータースクリーンが障壁に。絶えずコンマ差でのバトルを繰り広げたが、逆転は許されなかった。
「山内がしきりとプレッシャーをかけてきて、楽なレースではなかったけれど、最後までミスなく走れたのが勝因だと思う」とインペラトーリ。これが第3戦以来の2勝目となり、ランキングでも2位に浮上。一方、3番手争いも松下昌揮と安岡秀徒との間で激しく繰り広げられたが、7周目に安岡が前に出ると、その後は差を広げることに。ペースの上がらぬ松下はザヒール・アリにも抜かれ、5位でのチェッカーとなった。

● 第7戦・第8戦「もてぎ」リザルトデータ
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