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第5戦 [鈴鹿] レースリポート
■5月10日 ■第5戦:鈴鹿サーキット ■参加台数:全日本クラス9台・ナショナルクラス7台 ■天候:雨(WET)
スリーボンドの安田が雨の鈴鹿で初のポール・トゥ・ウイン!
 5月10日、大粒の雨が降りしきる鈴鹿で迎えた第5戦決勝。午後4時過ぎのスタートを前に、フロントロウに並んだのは安田裕信と井口卓人だった。中でも、雨の予選でセッション終盤に好タイムを連発、自身初となるポールポジションを奪った安田には注目が集まる。2列目には、国本京佑と嵯峨宏紀、3列目にはケイ・コッツォリーノとカルロ・ヴァン・ダムが続き、上位グリッドには各陣営が入り乱れ接戦の予感が漂う。
  全車レインタイヤながら安田、嵯峨、コッツォリーノがニュータイヤ、その他がユーズドを選んで迎えたスタート。レッドシグナルが消え、まずまずの動き出しを見せた安田がトップで1コーナーへ。これに井口、国本、嵯峨が続くが、1コーナーへ向かう集団の水煙の中で山本尚貴がコースアウト。さらにデグナー進入で井口がコースアウト、2台は上位争いから脱落してしまう。
  トップで1周目を終えた安田のマージンは2.8秒。後続の国本は嵯峨の攻勢を受けており、「温まりの早いニュータイヤで序盤にギャップを作る作戦が上手く行った」と、徐々に安田は独走態勢に。
  国本と嵯峨の競り合いは1秒ほどの差で続いたが、終盤に周回遅れが絡んでギャップが拡大。これを詰めようと焦りが出たか、11周目のシケインで嵯峨がブレーキングミスを犯してグリーンへ飛び出してしまう。ここで4位のヴァン・ダムは、立ち上がり加速の鈍くなった嵯峨をホームストレートでパス。「視界が悪かったし、嵯峨も速く抜くチャンスはないかと思ったが、彼のミスは僕にとっては大きなプレゼントになったよ」と語ったヴァン・ダムが3番手に。
「ここまで苦しいこともあったが、やっと勝つことが出来た」と喜んだ安田が、自身の初優勝を飾るとともに、スリーボンドレーシングに2006年以来の優勝をもたらすことに。2位には「最後までプッシュし続け、良いレースができた」という国本、3位にヴァン・ダム。4位に嵯峨、5位に中嶋大祐、6位にコッツォリーノとなった。

  注目のナショナルクラスでは、ポールに着けた山内英輝が「僕にすれば、今までで一番いいスタート」を切るが、それ以上に鋭いダッシュを決めたのが松下昌揮。「まるで前に誰もいないかのようだった」と語るとおり、予選でのコースアウトから6番手に留まっていたものの、するすると前に並んだ5台の脇を抜け、トップに浮上する。だが、山内も松下に遅れることなく続き、逆転の機会をうかがっていた。
  山内が「最初から勝負をかけるのは、あそこだけだと思っていた」というシケインで松下をかわしたのは6周目。予選のベストタイムはファースト、セカンドとも他を1秒以上離していただけに、トップに立ってからの速さは、そのまま圧倒的。逆に松下は最終ラップに電気系トラブルのため失速。それまで3番手を争っていた永瀬貴史と安岡秀徒に、あえなく抜かれてしまう。大差で逃げ切った山内は開幕戦に続く2勝目を挙げ、ここまで続いたウィナー林立状態にピリオドを打った。

● 第5戦・第6戦「鈴鹿」リザルトデータ
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