TOP PAGE
NEWS & TOPICS DRIVERS & TEAMS SCHEDULE & REPORT
ABOUT F3 REGULATION CIRCUIT POINT STANDINGS
Topics INDEXへ戻る
伊沢拓也選手スペシャルインタビュー 2月10日

        


Q)まず最初に2006年に全日本F3選手権デビューとなったわけですが、最初のF3マシンの印象はどうでしたか?
伊沢)F3以前に乗っていたFD(フォーミュラドリーム)時代にも何回かテストで乗せてもらっていたんですが、やはりダウンフォースが多く、車が高いレベルで安定していた感じは受けました。コーナリングスピードが全然違いましたよ。ただ、エンジンのパワーに関してはFDとそれほど違いはなく、ストレートスピードはそれほど大きな違いは感じなかったです。でも安定している感覚はF3の方がやはり上でスゴイ走りやすい印象でした。

Q)デビューして2大会目の鈴鹿で早々と初優勝を決めることができたわけですが、正直十分やっていける感覚はありましたか?
伊沢)実は開幕前のテストから良い手応えを感じていたのですが、鈴鹿のような結果が2大会目で出ることは思っていなかったです。ただ、あの頃はセットアップに関しては知識もなく、チーム(戸田レーシング)が持っていたデータのまま走っていたので、自分で車を作ったわけではなかったんです。そうゆう意味ではまだまだ課題は多かった感じです。

Q)2006年で失敗してしまったことってありましたか?
伊沢)すぐに頭に浮かんでくるのは2回目の富士(第13戦)でスタート後の1コーナーでスピンして、その周のダンロップでもまたスピン。その後のペースが非常によかったことから、かなりもったいないレースをしたなぁ、と思いましたね。特に2回目のスピンは余計でした(笑)あの時は1コーナーでのスピンで完全に冷静を失っていました。
 それと菅生の公式練習中での最終コーナーでクラッシュ。このクラッシュは結構痛かったです。

Q)2006年はランキング6位でした。この年は伊沢選手ご自身でどのような年でしたか?
伊沢)何回かもったいないレースをしてしまったこともあったのですが、1年通して比較的、上位に安定していることが出来たので、まあまあ良かった年でした。同じ車を使うライバルよりも勝ち星を挙げることができましたし、ランキングも有効ポイント制でなければ上だったわけですから。
 所属していた戸田レーシングさんも以上にリラックスした状態でレースに臨ませてくれたので、僕自身のデビューするチームとしてはベストでしたし、凄い感謝しています。そして車も速かったから2006年もマカオGPに出たかったです。あの年はレースに出られなかったんですけど、見には行っていたんですよ。やっぱりF3の世界大会ですし、あのレースで成績出したドライバーは上にステップアップしているので。

Q)そして2007年。開幕戦が行われた富士スピードウェイでは結果的には満足のいく結果ではなかったと思うのですが、苦手意識とかはあるのですか?
伊沢)確かに富士に関しては上手く攻略できている感覚はないのですが、2006年でも結構速く走れることもあったので、それほど苦手という感覚はないですね。ただ、車の状態が良いときはいいのですが、走り慣れた鈴鹿とかと比べて、良くないときに対する引き出しはまだまだ少ないかなと思います。

Q)そして第3大会のツインリンクもてぎ戦で表彰台を獲得しました。ホッとしましたか?
伊沢)そうですね。茂木に関しては、その前の合同テストがあって、開幕してから2大会でダメだった部分がその合同テストで少し克服できたんですよ。その流れで本戦に臨めたので、あの結果に結びついたと思います。自分の感覚では去年の茂木では上手く走れたんじゃないかなと思っています。

Q)次は岡山大会。かなり良いレースが出来たのではないですか?
伊沢)僕の中でも2007年のベストレースでした。実際、木曜日からの練習では、調子も良かったんです。ただ予選で本当はもう少し上に行けたはずなのですが、予選でスピンしちゃって車も少し壊しちゃったので、もったいないことしちゃいました。しかし日曜日のあのレース(目まぐるしく天候が変化した)は結構頑張ることが出来たので良かったです。

Q)結果的には4位でしたが内容は充実していたと。
伊沢)はい。レインタイヤで乾いた路面を走っていたのがロベルト(ストレイト選手)、僕、ジャービス(オリバー)選手の順で、ジャービス選手と接近戦しながらも、最後の方はロベルト選手にも追いつくことができたので。レインでドライ路面を走ると滑り出しはピーキーではないのですが、グリップレベルが低いので結構神経を使いましたね。ジャービス選手は浅溝のレインだったので、路面が乾いてくるとペースは彼の方が速かったので、抑えるのに苦労もしました。
 今思えば、あのレースで自分の中で何かフッ切れた感じがします。

 

Q)雨でのスタートでスリックのままをチョイスした塚越選手と大嶋選手が結果的には1-2位となったわけですが、伊沢選手の場合はどう判断したのですか?
伊沢)僕はレインに変えることもタイミングも自分でチームにリクエストしました。

Q)夏に行われたオートポリス大会はいかがでしたか?3レース行われて4位、4位、3位でしたが。
伊沢)オートポリス戦に関してよかったのは全てスタートが上手くいったことですね(笑)。もともとスタートが得意でもあるんですけど、オートポリスでは本当に上手くいきました。
 僕のクラッチのセッティングって少し他の人と違っているみたいで、他の人が使っても上手くスタートできないみたいです。セッティング内容は秘密です(笑) 。
 あとオートポリスのコース、僕は好きですね。いろんなタイプのコーナーありますし。

Q)伊沢選手はどんなタイプのサーキットが好きですか?
伊沢)僕はどちらかというとストップ・アンド・ゴーみたいなサーキットのほうが得意ですね。茂木とか菅生とかみたいな。鈴鹿みたいなサーキットだと広大(塚越選手)の方が速かったし、逆にブレーキングに関しては僕の方がよかったですし。



Q)初めて走った仙台ハイランドではどうでしたか?

伊沢)コース的には好きですし、走っていて楽しいコースでした。F3にもちょうどいいサーキットだと思いました。ただ、結果が出なかったという面ではあまり良くなかったですね。
 その前の大会の富士もそうだったのですが、走り始めの練習走行では調子いいのですが、ラバーがのって路面が出来上がってくると順位が落ちてしまいました。

Q)2007年は前年と同じランキング6位。伊沢選手的に同じ結果でも内容に違いはありますか?
伊沢)やっぱり結果として満足は出来なかったですね。内容としても同じです。ただ、ドライバーとして得たものは2006年も充実していましたが、2007年は車の知識に関してもドライビングに関しても田中(弘)監督から非常に多くのことを教わった良い年でした。ただ、田中監督が言う走りを自分が出来ないこともあって、悩んだりもしたんですけど、それを実践しようとして頑張った結果が他のマシンに乗ったときに繋がるものがあったと感じますね。ですから結果としては満足いかなかっ たですけど僕自身が凄く成長出来た1年でした。

Q)初めて出場したマカオGPではどうでしたか?
伊沢)ほぼ締め切り(エントリー)のタイミングでフォーテックというチームで出られることが決まったのですが、事前にチームが持っていたシュミレーターとかコース図を見ながらトレーニングをしてきたんです。でも、いざ走り始めたら「コースが意外と狭いな」と思いました。 ただ、走行を繰り返すうちに市街地ということはあまり気にならなくなるくらいまでになりました。

Q)クラッシュに巻き込まれるまでは冷静に走行していたと印象を受けたのですが、いかがでしたか?
伊沢)実は壁に触っていましたよ(笑)。クラッシュに巻き込まれたのもあるのですが、クラッチトラブルやスローパンクチャーとかもあったので、なかなか波に乗れなかったです。ただ初めてのマカオだったので経験という意味ではいろいろ体験できました。
 ただ、一番辛かったのはチームが1台体制だったことです。データ量も少ないですし、チームが持っていた去年のデータもあまりトップレベルではなかったので、そこが難しい部分でした。
 でもマカオGPはF3の世界大会ですから、出場できてドライバーとしての経験値は上がったと思います。

Q)マカオGPの決勝レース2日後にフォーミュラニッポンのルーキーテストがありました。そこでは大活躍でしたね。
伊沢)そうですね。フォーミュラニッポンでも名門チームということもあり、非常に走りやすかったです。チーム内での役割分担も明確で分かりやすい印象を受けました。

Q)フォーミュラニッポンのマシン的にはどんな印象を受けましたか?
伊沢)実際、他のチームのマシンにまだ乗ったことがないし、細かいことはまだ分からないのですが、まず第1印象はエンジンのパワーが凄かったですね。タイヤの温まりも早くて扱い易い印象を受けました。全体的には300km走る車ということもあるのでしょうが、走りやすい車両なのかなと思いました。F3に比べてクラッチペダルも軽かったですし。ただ、スアリングは噂通り重かったです(笑)。これがレースになるとさらに体力的にも厳しくなるのかなと。

Q)全日本F3選手権を2年やって伊沢拓也選手として成長した部分とかは今後に活かせそうですか?
伊沢)今年乗る機会を与えていただいたカテゴリーでは確実に活かせますし、それが昨年の鈴鹿1000kmとかフォーミュラニッポンのルーキーテストの結果となったと思っています。

Q)今年の目標はいかがですか?
伊沢)フォーミュラニッポンもスーパーGTもルーキーイヤーとなりますが、スーパーGTはチャンピオンチームですし、フォーミュラニッポンも素晴らしい体制なので、早い時期に上位を走るようになって、優勝争いができるようになりたいです。

 

>次ページへ


 



BRIDGESTONE
Honda
TOYOTA
ThreeBond
J SPORTS
AUTOSPORT
TOYOTA TECHNOCRAFT
Dallara